どうも、SHINGOです。
逆転系には、代表的な、キングオブアーサナのヘッドスタンド=シールシャ・アーサナ=頭立ちのポーズ、クイーンオブアーサナのショルダースタンド=サルヴァーンガ・アーサナ=肩立ちのポーズ、そして、エルボースタンド=ピンチャ・マユーラ・アーサナ=孔雀の羽のポーズがあります
ヘッドスタンドもそうなのですが、エルボースタンドも、やってはいけないことがあります。それが、
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- 前腕で床を押す
- 指を緊張させる
この2つは、結構多くの人がやっているので注意してください。
下の動画では、ピンチャ・マユーラ・アーサナの次のカランダヴァ・アーサナについての内容になりますが、参考になると思います。
▼カランダヴァ・アーサナの動画
https://youtu.be/IcLGWplaiq4
まず、前腕で床を押すということは肘関節が伸展します。ということは???そういうことですね〜。イントラならわかりますよね?でもプラクティショナーのみなさんには、お伝えしておきますね。
腕というのは、肘から手首までの前腕と肩から肘の上腕があります。肘関節が進展すると、上腕の後ろ側にある二の腕の上腕三頭筋が緊張します。そして上腕三頭筋の緊張は、肩関節の伸展を誘発します。すると体と肘が近づいてしまい、体が倒れる方向になります。このため、上腕三頭筋が働いてしまうことは極力避けたい。だから、前腕で床を押してはダメなのです。
次に、指を緊張させてしまう点について。ヘッドスタンドでもガチガチに緊張させている人がいますが、ハンドスタンド=アドームカ・ヴリクシャ・アーサナ=下を向いた木のポーズでは、手のひらで床を捉えますが、指というのはバランスを崩しそうになった時に働くセンサーなんですね。
足の指も一緒です。立っている時に、前傾姿勢になると倒れまいと足指が働き床を捉えようとします。逆に後傾姿勢になると、足の指が浮きます。こうやって、バランスを取っているのですね。同様に、ハンドスタンドでも倒れそうになった時に指が働くのですね。
その指を常に緊張させているということは、脳に、「倒れそうです!!!」という信号を送り続けることにも等しい。すると、体は緊張します。だから、手の指は、倒れそうな時に使うのみにとどめ、初めから使ってはダメなのです。ピンチャでもハンドでもヘッドでも床を指で噛んじゃダメなんです。
なので、
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- 前腕で床を押す
- 指を緊張させる
の2点にご注意ください。
ではまた!
※SHINGOのメルマガ『ピンチャ・マユーラ・アーサナでやってはいけないこと』(2019年2月1日発行)より引用
編集:いわさきあつひこ