ヨガ好きの皆さん、トレーニングの7原則というのをご存知ですか?
フィットネスクラブやトレーニングをされてる方なら常識とされるこの7原則を今回はヨガボディを作るために再解釈したいと思います。でもその前に、トレーニングについてそもそも何なのか?お話したいと思います。
※ヨガボディ・・・いろんなヨガのポーズができる身体のこと。
トレーニングとは
トレーニング(英:Training)とは練習であり、訓練です。じつはTrainingのTrainは列車、電車のトレインと同じだったのをご存知でしたか?
Trainの語源として「馬車が列をなして移動する」という状態を表していました。そこから、列車となりました。列車は、なぜ存在しているかというと、人や物を移動ために作られました。そう、ドコか明確な目標に向かって効率よく進むために。
今では電車に「ただ乗りたい。」「それが好きだから」というマニアが存在しますが、基本はどこかに移動するための手段でした。つまりTrainは、目的があってこそのTrainであり、同様にトレーニングにも目的があってこそトレーニングなのです。ですので、トレーニングは目指す方向がハッキリしているほど効果が期待できます。それは、トレーニングの7原則の中に意識性の原則というもので言い表されています。
トレーニングの7原則
・特異性の原則(とくいせいのげんそく)
・継続性の原則(けいぞくせいのげんそく)
・漸進性の原則(ぜんしんせいのげんそく)
・過負荷の原則(かふかのげんそく)
・意識性の原則(いしきせいのげんそく)
・個別性の原則(こべつせいのげんそく)
・全面性の原則(ぜんめんせいのげんそく)
意識性の原則を簡単に説明すると、
「なぜ、トレーニングをしているのか?」
「どうして、これが必要なのか?」
「これが一体何に利いているのか?」
「どこの筋肉を使っているのか?」
を認識していることが効果を高めるというものです。では、もう一度、自分が何故、ヨガをしているのか考えてみてください。
開脚できるようになりたい?
柔らかくなりたい?
痩せたい?
むくみを取り除きたい?
腰痛改善したい?
汗をかきたい?
自分で明確であればあるほど、トレーニング、そしてヨガも効果が得られます。是非明確にしてみましょう。
トレーニングの7原則とは?
基本的に筋トレとして認識されるものですが、ヨガのポーズをどんどんできるようになりたいのであれば、これらを意識しておくことは有用です。
1)過負荷の原則
ある一定以上の負荷をかけていきましょうという原則です。いつも同じ負荷のトレーニングをしていても人間には適応能力があるため、効果がどんどん薄くなるので、負荷をかけなければいけないということです。
2)漸進性の原則
トレーニングの質と量は、焦らずに少しずつ増加させましょうという原則です。トレーニングは、過負荷の原則に従い、負荷を加えなければいけませんが、個人の能力よりも低すぎては効果は期待できず、高すぎては怪我をするリスクが高くなります。負荷は、だんだんと増やすようにしていくことで、怪我のリスクを抑え、トレーニングの効果を高めることとなります。※漸(ぜん)・・・水が徐々にしみこむ。段々に。変化が緩やか。という意味。
3)全面性の原則
トレーニングはバランスよく行いましょうという原則です。身体を全身くまなくという意味から、柔軟性や筋力、持久力、瞬発力、敏しょう性、平行性、安定性などの要素もバランスよく向上せていきましょう。
4)継続性の原則
トレーニングは、継続して行いましょうという原則です。トレーニングは即効性がありません。繰り返し行うことで効果が現れてきます。少ない頻度でも長期間続けていくことが大事です。反復性の原則とも言います。
5)個別性の原則
パーソナル(個人)にあったトレーニング内容を考える必要があるという原則です。トレーニングはグループ(集団)で行われることがありますが、その中でも個人の能力や性別、体力、目的などを考慮してトレーニングをする必要があります。
6)意識性の原則
トレーニングを行う本人が理由や目的を認識しながら行いましょうという原則です。「なぜトレーニングをするのか」「どの筋肉を使ってトレーニングしているのか」といった目的や実際に身体を動かす時の意識を持つことが肝要です。
7)特異性の原則
目的に合わせたトレーニングを行いましょうという原則です。たとえば、短距離ランナーが腕立て伏せ繰り返し行っていてもその競技のパフォーマンスに結びつきにくいのと同様、目的によってそのトレーニングの内容を変える必要があります。
ヨガポーズが簡単にできる身体を作るために【トレーニング7原則】を再解釈する
では、ヨガボディを作るための原則をお伝えします。これは、トレーニングの7原則をSHINGO流に解釈を加えたものです。これを知ることにより、ヨガで体が変わらない理由と変わる方法がわかります。
もしも、ヨガで身体が柔らかくならないなぁと感じていたり、痩せないと感じているなら、ここから先をご覧ください。そして、瞑想の真の意味と、瞑想を使ったヨガボディの作り方、サンヤマのやり方と究極のサマスティティヒについてそしてをここに書き記します。
ここから先に書いてあること
■ヨガボディを作るためのトレーニング7原則を再解釈する
■意識性の原則は、自分ごととして捉えられるか?ということ
■瞑想の真の意味と、瞑想を使ったヨガボディの作り方
→サンヤマのやり方と究極のサマスティティヒについて