■おじぎについての目次
・日本人がおじぎに込めた意味
・おじぎ初心者がやりがちなこと
・日本式おじぎとは
・おじぎと神道の叉手(さしゅ)
・日本式おじぎと別物編
・ビジネスマナーのおじぎと日本式おじぎ
・おじぎの際の目線
・目の使い方のあれこれ
・おじぎのまとめ
これから、前屈についてのお話をするにあたって、おじぎについて触れようと思います。
おじぎは前置きなんですが、長いです(笑)
では、どうぞ!
目次
日本人がおじぎに込めた意味
1.敵意がないことを示す。
頭を下げ自分の首を差し出すこと動作から相手に命を差し出すという意味になったそう。
つまり欧米の握手と同じような自分には敵意がないという意味につながるようです。
2.敬意。あいさつ。謝罪。
日本人のおじぎは角度によって意味の度合いが変わります。
15度は会釈。30度は敬礼。60度は最敬礼。90度は天皇などもっとも身分の高い人に対して行われるようです。
きっと90度以上は過剰で嫌味になったり、おふざけや挑発とした、効果の逆転が始まるのではないでしょうか。
度が過ぎることは、何事も悪くなるんですね。
おじぎ初心者のやりがちなこと
1.頭だけ動く。
にわとりのように頭を動かすような挨拶です。ちーっす!みたいな感じですね。15度ぐらいを目標にお辞儀しようとするときにしがちです。
2.背骨でおじぎする。
背中を丸めながらします。意識は30度ぐらいを目標にセットして、親戚のおじさんに挨拶する子供がやりそうなかんじです。
3.相手を見続けながらお辞儀する。
最後まで相手を見るんですね。外国人がやりがちなお辞儀です。相手の目を見る文化なのでしょうか。
日本式おじぎとは
日本のお辞儀は小笠原流礼法が正しいものという説が多いようです。
手の位置は体の少し前。手は決して合わせないようです。
かなり前傾姿勢です。かかとの上にお尻がある状態でおじぎするのはなかなか大変です。
ニッポン人よ!これがおじぎだ!
おじぎと神道の叉手(さしゅ)
おじぎと神道の叉手は違う作法で別ものらしいです。
でも、日本式おじぎ(小笠原流礼法)と神道のおじぎは、ほぼ同じなんだそうです。
↓おじぎではない
これが神道のお辞儀で、小笠原流とほぼ一緒ですね。重心が小笠原流と違うように思います。かかとのうしろにお尻がきてます。かかと真上はおへそでしょうか。
日本式おじぎと別物編
手が異なります。
合掌(がっしょう)・・・手のひらを合わせます。
拱手(きょうしゅ)・・・握りこぶしを反対の手で制止、包むようなカタチ。男性は左手で右手を隠す。女性は右手で左手を隠す。
亜流のコンス?
おじぎ?もしてますね。
コンス・・・おへそのまえで手を重ねる。男性は左手が上。女性は右手が上。ペコプインサ(韓国式おじぎ)
他にも韓国のおじぎ(チョル)は3つあるようです。
ピョンチョル(平常時のおじぎ)
チュンジョル(中級のおじぎ)
クンジョル(最上級のおじぎ)
ビジネスマナーのおじぎと日本式おじぎ
どうやら腹を立てている人がいるビジネスマナーでの手の位置。
どうみても、コンスであって日本式ではなく韓国式だ!といって啓蒙活動されてる方もいらっしゃるようです。
問題となっているのが、手の位置(肘の張り方)なんですね。
おじぎの際の目線
日本人が外国人に対して違和感を感じるお辞儀は、手の位置と目の位置なんだ思います。
相手を見たまま、おじぎした写真をどうぞ
日本式おじぎ(小笠原流礼法)も神道のおじぎも今上天皇も伏し目がちです。
目の使い方のあれこれ
おじぎのまとめ
どうやら、おじぎという動作には【手の位置】と【おじぎの角度】がそして【目線】が大事なようです。
おじぎを決める三要素とでも申しましょうか。
みなさま、色んなカタチに意味を付けて区別するようなったようです。
国や時代、人種によっても意味はかわるものですから、自分がすることには、しっかり自分なりの意味を持って行いたいものですね。
ぺこり